2023-02-05 (Sun)
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新年明けましておめでとうございます。
本年も毛玉共々、どうぞよろしくお願いいたします。
さてアホほど遅い新年の挨拶などほどほどに、今日のお題はドールボディ。
皆様はボークスがMDDベースボディの生産を終了したという話をご存知でしょうか。発表当時はSNSで(悪い意味で)大きな話題になりました。

引用:https://www.volks.co.jp/cs/news/
稼ぎ頭の1つであろうMDDボディの生産がすでに終わっていたことにも驚きですが、「今後の商品開発に是非ご期待くださいませ」とかいう後継ボディを出すんだか出さないんだか曖昧なコメントに、SNSがお祭りと化したのは言うまでもありません。まだ在庫は普通にあるんですけどね。

タイミングを同じくしてMDDと(ほぼ)互換性のある、DOLLBOTのDBCボディが結構売れたのだとか。ムチムチで刺さる人には大変刺さるボディと評判です。お稲荷に色気は求めないので導入予定はありませんけど。




まずは胸外皮。ここのうなじをカットすると上方向に可動域が増えます。切り落としてから溶剤をつけた丸棒ヤスリや綿棒でソフビを溶かしながら整えるのが、切れ目なく綺麗に仕上がりオススメです。
※お稲荷ボディでは使いません


ベロと呼んでますが正式名称は謎。胸外皮に入り込むことで直立時の安定性とか下着の嚙み込みとかを防止してるっぽい気がする部位です。きっと大事な部分なんですが、四つん這いの時に最大まで顔を上げるとおっぱいを押し上げ胸板の厚いマッチョ体系にトランスフォームしやがるので斬り捨て御免!

四つん這いに拘らないのであれば、ベロの長さはそのままにこの加工だけで良いと思います。

難易度の高いポージングに挑むときは外皮からフレームを抜いて撮影することも多々あるわけですが、この穴は小さくバリも多いのでフレームの抜き差しがもう大変。力任せにやるとオトメユニットを折りかねないので、バリ取りをして径を拡大してあげます。

難しいことはないので工程は割愛します。

これでMDDはSW肌、F肌共に撮影用空きボディが1体ずつ用意できました。ドールメイクやってると自由に使えるボディが欲しくなるんですよねぇ。お稲荷達のボディ借りると着替えも脱がせて着せてと二度手間になりますし。
以上、お稲荷ボディの作り方でした。
今回のボディ、ロット差なのか個体差なのか明らかに今まで買ったものより仕上げが丁寧になってて驚きました。手首穴のテーパー加工や股間のバリ取り等しっかり処理されてます。良いことだけどブログネタとしてはちょっと物足りない...。
MDDの後続品については12月のドールズパーティーでも発表がなかったのが残念でしたが、十中八九値上げして新型を出すでしょう。同一スケールのドールボディを販売するメーカーが国内外複数出てきてるので、そちらにパイを奪われかねませんし。個人的には各メーカーそれぞれ独自の魅力があるので共存してほしいものです。海賊版は論外ですがね。悪は滅びるの!
【追記】
実際に撮影で使っていたら肘と肩の可動が固い!ので外皮を取って確認したところ、動きはするもののフレームがしなるほどの渋さだったことが判明。慌てて粘度高めのシリコングリス塗布とネジの調整をしました。特に肩関節を固定してるネジは出荷時にアホみたいに締めこまれており、このまま使ってたら折ったかもしれません。絶対組み上げたあと動作確認してないよこれ。丁寧な仕上げとはなんだったのか…。
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